2023/10/21 07:00

実店舗を持ってからは、実店舗のスタートを周年としておりますが、yockaはオンラインストアをスタートして今月で8周年を迎えました。大したことはしていませんが、yockaがどのようにできたのかこれを機に書いてみようかなと思います。長くなりそうなので、今日は前編です。


2014年頃まだ関東に住んでいた私は、決まった仕事もしておらず1歳と3歳になる子供たちとゆっくり過ごして1日が終わっていました。あるとき漠然と、「自分はこの先何ができるのだろう・・・」と考え始め、子育てで薄れかけていたお店を開きたい気持ちを思い出したのです。


それからタイミングよく器やさんのバイトを紹介していただき、主人の休みに合わせて週末働くことになりました。お店は東京、二子玉川にあるmonsenというお店。オンラインストアを10年行ったのち、実店舗をオープンした器のセレクトショップです。


オーナーのご夫婦からは、販売するものによって自宅ではスペースが必要なことや、梱包材の考え方、撮影の仕方などあらゆることを教わりました。自分の人生も一度きりですが、小さな子供たちとの瞬間も一度きり。子供との生活に無理のない方法を選びたかったので、オンラインストアから始めてみようと決意したきっかけとなり、とても感謝をしています。


<始まりの頃靴下を表現したいと思って撮った写真。加工して数年オンラインストアで使用しておりました>


さて何を販売しようと考えたところで、靴下ならば場所も取らないし、自宅でも少しのスペースで始められると思い、大好きな靴下を販売しよう!とまずはお店の内容を決めました。当時靴下のセレクトショップというものが調べる限り存在していなかったので、覚えてもらえるかもしれないとも思っていました。


そうと決めたら早いので、あらゆる靴下の会社を調べては電話をかけたり直談判をしに行ったりと、子育ての隙間に動いていました。しかしそう簡単にものごとは運ばず、個人でいちからスタートするということで、オンラインストアの仮ヴィジュアルもなければ私は何者?というところからの壁。今のように誰でもオンラインストアが簡単にできる時代ではなかったので、お店がないこともお断りされる理由の一つでした。・・・とはいえ諦めず、一度振られても根強くアクションをしてお取り扱いに繋がったブランドもあります。


スタートから亀のあゆみではありましたが、そうこうしているうちにどうにか4ブランドからスタートできる環境になったのでした・・・

続きは後編にて。それではまた土曜日に!yockaのノナカでした。



<スタート当初のページ。靴下が遊んでいるような、作品のようなイメージにしたいと思い、今でもテーマは変わっていません>


store information

現在ストアでは、ポルトガルのラグGURの展示販売を26日まで行っています。世界中のデザイナーとのコラボレーションが様々な表情をみせ、楽しい空間となっています。詳しくはこちらのブログにて。ぜひお待ちしております!