2025/03/08 20:19
3月7日は、兵庫県尼崎にあるユニオン工業にて靴下編機の体験会に参加してきました。
靴下業界では、日本靴下協会が認定する【靴下ソムリエ】という資格があります。内容は糸の特性や製作過程など靴下の知識全般を学ぶ資格で、靴下へのリスペクトを込めて私は2021年に取得しています。この日は全国に約1000人はいる靴下ソムリエの中から11名が集まりました。大手靴下メーカーの方々、糸をメインに扱う会社など皆さまにもお会いできた貴重な機会となりました。
今回の体験は、靴下製作のデジタル化をすべく6月1日にリリース予定の3Dソフトウェアを実際に触らせていただき靴下を作ってみましょうという企画。靴下は立体のため、平面からのデザインという部分が効率化の隔たりとなっていましたが、3Dのソフトはまるで絵を描くようにわかりやすい操作が特徴。肉眼で見る編み地以上に拡大することも可能で、全方位から靴下をバーチャル画像で確認でき、それはそれはリアルな靴下が画面上に完成するのです。



今回の編機はイタリアの最新モデルのため、片足ができるまで僅かの時間ではありましたが、少しの柄を編み上げるのにも色数が増えれば増えるほど表糸、裏糸合わせてセットが増えます。まるで巨大なミシンを扱うかのよう。1つでも予定の色が抜けてしまうと、その部分はシースルーのように透けてしまったりするのです。非常に繊細な工程でした。機械は最新でもやはり靴下に精通した職人の感覚が必要な仕事。
今回の体験を通して、ものづくりという素晴らしい仕事をあらためて大切に思うこと、お客さまへ実際に伝える役割をあらためて考える機会となりました。その後の懇親会も非常に熱い靴下談義でした。。
翌日は少し肩の力を抜く日として。オンライン時代からyockaをご愛顧いただけているお客様と初めてお会いすることが叶いました。
靴下インタビューもさせていただきましたので、またブログにアップいたしますね!お楽しみに。


靴磨きのお店、THE WAY THINGS GOさんにもお伺いしつつ・・・
その後は移動して、京都といえばこのお店を目指して行く!というほど私の心を大きく動かしていただけているkeiokairaiさんへ。
この日は1階にリニューアルオープンしたvisionary『装置』と呼ばれるスペースを予約していました。
なんと偶然にも(いや必然と思いたい)伺う日がリニューアルオープン日。情報が飛び交う日々から逃れて携帯にも触れず、心地良い音楽と食事、アートブックと向き合う時間は、そう!こんな空間に出会いたかった。というくらい、私にフィットしていました。
美しい五感を刺激するような感覚で、刺激を得ながらデトックスするような・・・。店主さんに感想を聞かれて、あまりに感激してちょっと泣くのを堪えていましたね。また目指して伺います。

そして、こうして出張に出向く際はお店をお休みとしていたのですが、今回は信頼のおける友人にお店をお願いしてみました。
素晴らしい・・・私より確実にしっかりとオープンいただき感謝。このような時間をくれた家族にも感謝でした。
それではまた土曜日に。