yockaは実店舗は2年弱ですが、オンラインストアを始めてからは今月で8周年になります。
大したことをしているわけではないですが・・・
これを機に少し自分のしてきたことを書いてみています。今回は後編、少し長めです。前編はこちら

さて、4ブランドからスタートしたyockaは小さなオンラインストアとして1人で準備を続けました。オンラインストアを運営できるサーバーは当時知る限りわずか。今のようにテンプレートが充実しているわけではないですし、ページ作りの学校などに行っていたわけでもないので、画面上の線一つ消すにも調べては手探りの繰り返しで修正していました。オンラインストアのイメージは【靴下が遊んでいるように、作品のように見せたい】ということはもともと固まっていたので、少しずつ商品が到着するたびに写真の練習をしていました。商品の背景をなくすことも今のようにアプリでささっとというわけにはいきません。子供を預けていなかったので、育児をしながら一つひとつかなり時間がかかってましたね・・・

▶︎こうして寝ているときが作業チャンスでした！

そんなわけで1年近い準備を経て、2015年の10月にオンラインストアは亀のあゆみながらスタートしました。初めてオーダーが入った時の感動は今でも忘れられません。誰かの元で働いて、物が売れる感覚とは違う特別な想いです。それから数ヶ月した頃、以前アパレルで働いていたときの上司が事務所の一室を1日貸してくれるとお話をいただけて、初めてイベントを主催で行うことになりました。当時の私はイベントを主催で行うことも初めて。おやつ・服・ベーグルを作る友人達4人で開催し、友人達に助けてもらいながら沢山のお客さまにご来場いただくことがかないました。

▶︎色々と初々しいです・・・

yockaをスタートして1年後の2016年、主人の仕事の関係で急遽福岡へ移住することになり、何も知らない新たな土地へ。今思えば、yockaという存在があったから、なんとなく知らない土地へはワクワクした気持ちで行けたのかなと思います。どんな街だろうと週末には家族で色々と遊びに行ってみていたところ、子供服のセレクトショップ、ミクロアパートメントさんにお声がけいただき、ミクロアパートメントさん企画の【オトナノミクロ】に出店させていただくことができました。福岡で初の出店です！まだ誰も知り合いもいないところ、お店のご夫妻には色々なことを教えていただき、ここから福岡での活動を広げていただけたきっかけになりました。本当に感謝しています。

その後もありがたいことにPOP-UPのお誘いは増えていき、1年に20回くらいのペースで福岡を中心に県外のカフェや物販のお店など色々なところで行わせていただきました。それと同時に土地勘も少しずつ身についていったように思います。

そうこうしているうちに世の中はコロナ禍に突入します。これからどうしていこうかな…と考えていたところに
将来の店舗オープンのための練習にと、アトリエを数回に渡り貸していただけたitoさんが今の私の店舗スタートのきっかけをくれました。itoさんのアトリエはyockaが入っているビルの2階です。（現在itoさんは新しく店舗を構え、itoさんの製作した際に出る洋服のハギレと服飾品雑貨のお店iitoへと形を変えています）この経験がとても大きく、ビルも大好きになり
店舗を開くならこのビルしかしないと決めていました。コロナ禍も相まって幸運にも物件が空き、2021年の夏頃
内見をしたその日に契約の答えをだしました・・・！　　　　　　　

と、色々端折って書きましたが、私のyockaオンラインストアからお店を決めるまでを書いてみました。改めてこの文章を書き、全然1人では今がありません！沢山助けていただいたみなさまへの感謝がより強くなりました。またいつか、お店のできるまでや私自身のプロフィールなども書くことがあるかもしれないです。その際はどうぞお付き合いください。それではまた土曜日に、yockaのノナカでした。